土捏ね
私は何も道具を持っていなかったのですが、とりあえず共同で使える道具を使わせてもらう事にして活動は開始されました。まずは土こねが大事だそうで、滑らかに程よい柔らかさにこね上げて行くのですが他の人たちのように効率よく土が混ざって行かないのです。おまけに手のぬくもりでみるみる間にパサ付いてひび割れて来てしまうのです。
土の練り方は菊練りと言うのだそうです。全く上手く行きません。他の人たちの中にも菊練りは難しくて出来ないという人もいましたが、コツを覚えてしまうと簡単らしく、新米が入って来た事を良い機会に皆で菊練りを皆で覚える事にしました。
まず土のかたまりの上の端っこを中心に畳み込みます。その場所をずらして同じように上の端っこを畳み込みます。畳み込んだときに少しかたまりを回転させるようにして畳み込む場所をずらして行くのです。ゆっくりと1回ずつやればなんとか出来るのですが、早くにはなかなか出来ませんでした。
出来たとか、出来ないとか大騒ぎをしながら土捏ねが続きました。でも、不思議なものである瞬間に出来るようになるのです。リズムをつかんで上手に捏ねる事ができるようになりました。捏ねている土の動きを見ると上手く外側から中に入り込んでいますので、やはり効率の良い混ざり方をしているようです。そして、捏ねていて固い場合は水を少しずつ足して様子を見ながら扱いやすい固さに調節します。
土を捏ね、水を足し、また土を捏ねとずいぶんの時間を土捏ねで使いました。土に体重をかけて捏ねていると手や腕だけでなく、踏ん張っている足や前屈みの腰もだんだんつらくなって来るのです。きっと明日の朝は筋肉痛になるのだろうと皆で話しをしました。
思ったように土も扱えるようになり、と言っても本職の陶芸家の土捏ねに比べればただ混ぜた程度の土でしかありませんでしたが初心者としてはこの辺で土捏ねを終わりにしなければ体がボロボロになりそうなので、この辺で何かモノを作る事にしました。